寺尾 拓巳 (てらおたくみ)
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■縮毛矯正は髪が傷む
縮毛矯正はくせ毛さんにとって救世主のような存在です。
ただ、耳にする噂は良くない噂ばかり、、、
今回は特に耳にする
「縮毛矯正をかけたいけど、ダメージするから迷っています。」
について書きたいと思います。
目次
■そもそも縮毛矯正とは?
縮毛矯正とは、薬剤の力を使い毛髪内部の結合を切断、ブローとアイロンワークにより形状をストレートにして再結合させる技術のことです。
そのため施術時間もその他のメニューに比べ3時間前後と時間がかかります。
また、その分値段も2万年~3万円前後とその他の施術と比べると高額なメニューとなっています。
■実際の施術工程
実際の施術工程を見てみましょう!
シャンプー
↓
1剤塗布
↓
1剤流し
↓
ブロー
↓
アイロンワーク
↓
2剤塗布
↓
2剤流し
↓
施術終了
そうなんです!
この数ある工程の中でそれぞれにダメージをするポイントが散りばめられています!
僕が考える、縮毛矯正で傷むポイントは3つです!
■縮毛矯正で髪が傷む1つ目の理由 1剤の薬剤が強すぎる
1剤の薬剤は毛髪内部のくせ毛の原因となっている結合を切断する役割があります。
1剤には大きく分けて2つの効果が備わっています。
●1つめ キューティクルを開く
シャンプーのCMとかでみるこれです↓
髪に内部の構造は簡単に図にするとこんな感じです↓
キューティクル…透明なガラス状のタンパク質でできています。髪の内部を保護しツヤや指通りに関係します。
メデュラ…髪の芯の部分です。
コルテックス…メラニンを含む柔らかいタンパク質で構成されています。髪の性質を決める大事な部分です。
まず、1剤には髪の内部に薬剤の成分を届けるためにキューティクルを開くという効果があります。
通常、キューティクルは閉じています。
この閉じているキューティクルは、ダメージしたり、水分を含んだりすると開く特性があります。
「このキューティクルを開く」という行為が髪にとっては負担となりダメージをなります。
●2つめ シスチン結合を切断する
キューティクルを開き、毛髪内部に侵入した薬剤成分は、くせ毛の原因となっているシスチン結合というくせ毛の原因となる結合を切断します。
この「結合を切断する」行為が髪の負担となり、ダメージとなります。
まとめると1剤には
●キューティクルを開く
●シスチン結合を切断する
2つの役割があります。
●キューティクルを開きすぎる
●シスチン結合を数多く切断しすぎる
といった状態となってしまい、必要のないダメージが嵩んでしまいます。
ただ、1剤の設定が弱すぎると、癖が伸び切らなかったりして、ただダメージしただけの状態となってしまいます。
■縮毛矯正で髪が傷む2つ目の理由 アイロンワークによる力が強すぎる
次は施術工程のこちら
アイロンワークです。
アイロンワークは髪1本1本の形状構成に大きく影響があります。
癖を伸ばすためにプレス(圧)をかけすぎると、本来、丸いはずの髪が楕円状になってしまったり、よりプレスをしすぎた際はもっと潰れてぺしゃんこになってしまったりします。
例えるならば、卵の白身のような感じです!
卵の白身も熱を加えすぎると、硬く固まってしまいます。
形状が丸から離れれば離れるほど柔らかい質感からは程遠い質感となってしまいます。
■縮毛矯正で髪が傷む3つ目の理由 適切な処理剤を使用していない
最後は「適切な処理剤を使用していない」です!
現在、美容業界はめーかーさんの努力もあり、様々な処理剤があります。
僕の場合は薬剤と塗布前はもちろん、お流しの際やアイロンワーク前にも処理剤を使用します。
また、髪質やダメージ具合に合わせて処理剤を使用することで、縮毛矯正時に髪にかかる負担を減らすことが可能です!
①前処理
薬剤の力が弱くても髪に浸透しやすいように、余分なコーティングや金属イオンなどを取り除きます。
②CMC補給
1剤塗布前に髪に栄養を送ります。
③pH調整剤
アルカリに傾きすぎたpHを調整します。
④アルカリ除去剤
1剤に含まれるアルカリを除去し、ダメージを軽減します。
⑤アミノ酸補給
薬剤によって流れ出てしまった、栄養素を補給します。
⑤脂質補給
脂質を補給し、髪を柔らかくします。
⑥コーティング付与
アイロンの熱によるダメージを軽減します。
⑦脂質補給
脂質を補給し、髪を柔らかくします。
上の①~⑦は標準施術で、髪の状態によって付け加えるものもあります。
■絶対にしてはいけない市販の縮毛矯正
市販の縮毛矯正と調べると、今は美容師が使用している専売品も手に入る時代です。
また、薬局でも「簡単」「失敗しない」などと謳い文句の縮毛矯正もたくさん出回っています。
最初にも書きましたが、縮毛矯正は美容院の施術の中でも1、2を争うくらい難しい施術です!
それをお家で行うなんて持ってのほかです!
■縮毛矯正後にしてほしいホームケア
縮毛矯正後の髪はくせも伸びてツヤツヤになって、あたかもダメージがなくなったように感じがちです。
しかし、縮毛矯正後の髪は薬剤やアイロンワークによるダメージを抱えています。
また薬剤の力で弱酸性であるはずの髪がアルカリに偏ってしまっています。
弱酸性のシャンプーとトリートメントはアルカリに傾いてしまった髪を弱酸性に戻してくれる効果があります!
オススメの弱酸性シャンプーはこちら↓
■美容師にも得意不得意があります!
病院にも内科、外科、小児科、耳鼻科、眼科などがあるように、美容師にも得意不得意があります!
縮毛矯正をかける場合は縮毛矯正が得意な美容師さんにお願いすることをお勧めします!
また、僕でよければダメージを極限まで抑えた縮毛矯正をかけることができますので、是非、ご相談ください!
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