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寺尾 拓巳 (てらおたくみ)
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■酸性ストレートが話題
2021年現在、酸性ストレートが徐々にブームとなってきています。
そこで話題に上がるのが
「酸性ストレートは傷まないのか?」
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■結論
まずは結論からですが、
酸性ストレートは傷みます。
ただ、極限までダメージは少ないです!
ただ、従来のストレートパーマ、ストパー、縮毛矯正と言われるものに比べて、かなりダメージを少なくすることが出来ます。
■そもそも酸性ストレートとは?
酸性ストレートは、従来のストレートパーマや縮毛矯正と比べて、ほとんどダメージがないと言っても過言ではないくらいダメージを抑えることに成功した「ストレートパーマ」です!
今まで使用していた薬剤とは異なる、酸性領域の薬剤、酸性領域でも髪の還元を行える特殊な薬剤を、髪質ダメージレベルに合わせてオーダーメイドで調合します。
そうすることで、髪に対してすごく優しい弱酸性の薬剤で癖をしっかりと伸ばしながら、髪を柔らかくストレートにすることができるようになりました!
●pH値とは?
pH(ペーハー)とは、ある水溶液がアルカリ性か、中性か、酸性かを具体的な数値で表したものです。
pH値は1から14まであり、7の場合を中性とよび、これよりも大きい数字の場合をアルカリせ性、逆に小さい場合を酸性とよびます。
身近なものだと、例えば石鹸水はpH12くらいの強アルカリ性を示し、レモン水の場合は、pH2くらいで強酸性を示します。
●髪の等電点
健康な毛髪の場合は、pH4.5~5.5くらいの弱酸性を示しこの領域が最も安定な状態になり、毛髪の等電点と言います。
等電点の範囲で、毛髪は最もタンパク質の結合が強くなり、それ以外の範囲では不安定になります。
パーマ剤やカラー剤はアルカリ性のため、施術後に毛髪はアルカリに傾いてしまうことがほとんどです。
■酸性ストレートはなぜ傷むのか?
酸性ストレートはなぜ傷むのか?
それは
①髪のシスチン結合という、癖の元となる結合を薬剤の力で切り離し、並べ替えて再結合する
②並べかえる際にブローとアイロンを要する
の2点が主な原因です。
ただ、縮毛矯正やストレートパーマ、酸性ストレートは薬剤の力でシスチン結合を切断するのですが、この時の薬剤がアルカリ性よりも弱酸性の方が髪へかかるダメージは少なく済みます。
そのため、通常のアルカリ性の縮毛矯正やストレートパーマに比べてダメージが少なくすみます。
また、アイロンワークに関しては必須となります。
■酸性ストレートのデメリット
すごく良く聞こえる酸性ストレートにも、もちろんデメリットは存在します。
☑︎時間がかかる
酸性ストレートは弱酸性の領域の薬剤でかける縮毛矯正のため、薬剤の浸透に時間を要します。
通常、アルカリ領域の縮毛矯正の場合、結合を切断する薬剤は10分~15分ほどの放置が平均的ですが、酸性ストレートは約30分~45分放置します。そのため、酸性ストレートのみで約3時間~3時間半かかります。
※酸性ストレートでご予約のお客様はご予定に時間の余裕を持ってご予約ください。
☑︎シャキッと真っ直ぐできない
酸性ストレートの仕上がりは柔らかく自然なストレートヘアになります。
なぜなら、酸性領域でかける縮毛矯正のためキューティクルに負担が少ないからです。
逆に言うと、針金のような、真っ直ぐすぎるストレートヘアにすることはできません。
真っ直ぐすぎる縮毛矯正ヘアにするためにはアルカリ領域で縮毛矯正をかける必要がありますが、真っ直ぐすぎる縮毛矯正ヘアは
・髪が針金のように硬くなる
・縮毛矯正をかけている部分と、新しく伸びてきた部分が馴染まない
・真っ直ぐすぎてまとまらない
・パーマがかけれなくなる
などの理由からオススメしません。
☑︎値段が高い
酸性ストレートの薬剤はまだまだ美容業界の中では希少で、対応していただけるメーカーさんが少ないのが現状です。
そのため薬剤自体の値段も高くなり、施術自体の金額も通常の縮毛矯正に比べてやや高くなりがちです。
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限定クーポンを発行させていただいています。
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☑︎薬剤の匂いが独特
酸性ストレートの薬剤は酸性領域でかけるため、専用の還元剤をミックスします。
還元剤とは?
髪の内部の結合を切断する役割を担います。縮毛矯正やストレートパーマには必要不可欠な薬剤ですが、必要以上に元からある結合を切断してしまうとダメージとなってしまいます。頃合いを見定めるのにも美容師さんの知識と経験が重要になってきます。
この酸性用の薬剤がなんとも言えない、独特な匂いなのです。
しっかりと消臭効果がある処理剤も使用させていただいてはいますが、2.3日、微量に香りが残る場合がございます。
☑︎技術者の力量に左右される
業界最新の技術、知識、薬剤のため施術できる美容師さんがごくわずかです。
また、経験もすごく重要となります。美容師さん選びは慎重に行いましょう!
酸性ストレートをご希望の方は是非、ご連絡ください!
■酸性ストレートデメリットまとめ
☑︎時間がかかる
☑︎シャキッと真っ直ぐにできない
☑︎値段が高い
☑︎薬剤の値段が独特
☑︎技術者の力量に左右される
特に、最後の「☑︎技術者の力量に左右される」は特に重要です!
悲しいことですが、酸性ストレートと謳っているにも関わらず、通常のアルカリ系ストレートを施術されていたであろうお客様がご来店いただくこともあります。美容師選びは慎重に行ってください!!!!
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■酸性ストレートのメリット
ここまでは、デメリットやリスクを書いてきましたが、もちろん酸性ストレートは多くのメリットもあります!
☑︎まっすぐになりすぎない
髪に対して必要最低限の結合を切り、髪の柔らかさを残しながら癖を伸ばしていくので。従来のストレートパーマや縮毛矯正とは異なるしなやかなストレートになります。
☑︎髪が柔らかくなる
保湿しながら施術を進めていくので髪の柔らかさが従来のストレートパーマや縮毛矯正とは段違いです!トリートメントをしなくてもまるでトリートメントをしたような仕上がりになります!
☑︎パーマがかけれる
酸性領域でかけるストレートパーマのため、ストレートをかけた部分も、少し期間を開ければパーマをかけることが可能です!パーマをかける際は酸性のパーマがオススメです!こちらを参考にしてくださいね!
※他店様でアルカリのストレート、縮毛矯正をかけられた髪の毛に対しては残念ながらパーマをかけることは難しいと思われます。
☑︎髪質に合わせて薬剤の微調整が可能
すごく当たり前のことかもしれませんが、髪質、ダメージ、髪の体力に合わせて薬剤の細かい調整ができるのも酸性ストレートのメリットです!
還元力、pH、基剤など、微調整できる薬剤が多くあるのも魅力です!
メリット5、ブリーチ毛でもできる
なんと、ブリーチ毛でもかけれちゃうんです!ただ、かなり繊細な施術になるため、ダメージがひどい場合はお断りさせていただく場合や別のトリートメントを提案させていただく場合もございます!
■酸性ストレートメリットまとめ
☑︎まっすぐになりすぎない
☑︎柔らかくなる
☑︎パーマがかけれる
☑︎髪質に合わせて薬剤の微調整が可能
☑︎ブリーチ毛でもできる
■まとめ
話題の酸性ストレートはダメージが0ではないが、従来の縮毛矯正やストレートパーマに比べるとダメージが極限まで少ない!です
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