寺尾 拓巳 (てらおたくみ)
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■傷まない縮毛矯正は可能か?
縮毛矯正をしたことがある人なら誰もが思う
ただ、傷みを極限まで少なくした縮毛矯正はあります!
今日は、そんなダメージが極限まで少ない縮毛矯正「酸性ストレート」のお話です!
目次
■なぜ?傷むの?
そもそも、縮毛矯正はなぜ傷むのか?
●薬剤の強さに髪が耐えきれない
縮毛矯正の薬剤は、通常強く作られています。
縮毛矯正の薬剤には簡単に説明すると2つの役割があります!
役割1 キューティクルを開く
髪にはキューティクルという、髪の窓のようなものがあります。
カラーやパーマ、もちろん縮毛矯正の薬剤を髪の内部に届けるためにはキューティクルを開く必要があります!
しかし、このキューティクルを開く行為が髪には負担となってしまうのです。
役割2 結合を切って付け直す
キューティクルを開いて、毛髪内部へと侵入した薬剤は、髪の中の結合にたどり着き、結合を切ります。
そして、ブローやアイロンによってまっすぐに並び替えた後、結合をくっつけます。
結合を切る行為は髪の負担になってしまいます。
●アイロンによる熱ダメージ
縮毛矯正では、髪の形状をストレートに変化させるためにストレートアイロンを使用します。
もちろん、過度な熱は髪にとってダメージにつながりますが、薬剤が毛髪に与えるダメージに比べ、施術時の1度きりのストレートアイロンによるダメージは少ないかと思います。
■傷む縮毛矯正の特徴
今回は痛みが少ない縮毛矯正についてお話するのですが、その前に現在、みなさんがしている縮毛矯正がどれくらいのダメージを持っているのかを把握していただきたいと思います!
・毛先が引っかかるようになった
・髪がまっすぐになりすぎて、シャキンとする
・濡れるとテロテロの食感になる
・乾燥する
・髪色がギラギラする
そして、1度、髪が上記のような状態になってしまうと毛髪のある特徴から元の状態に戻すのは難しいとされています。
■髪の体力って?
毛髪にはある特徴があります!
なので髪はカラーやパーマ、縮毛矯正をするたびに体力を削っているんです!
もちろん、日々のドライヤーやコテの使用でも体力は削られています。
ただ、カラーやパーマ、縮毛矯正の薬剤によるダメージを極限まで減らすのが僕ら美容師の課題だと思っています!
■傷みが極限まで少ない縮毛矯正「酸性ストレート」:
今回紹介するのは、従来のストレートパーマや縮毛矯正と比べて、ほとんどダメージがないと言っても過言ではないくらいダメージを抑えることに成功した「酸性ストレート」です!
今まで使用していた薬剤とは異なる、酸性領域の薬剤、酸性領域でも髪の還元を行える特殊な薬剤を、髪質ダメージレベルに合わせてオーダーメイドで調合します。
pH値とは?
pH(ペーハー)とは、ある水溶液がアルカリ性か、中性か、酸性かを具体的な数値で表したものです。
pH値は1から14まであり、7の場合を中性とよび、これよりも大きい数字の場合をアルカリせ性、逆に小さい場合を酸性とよびます。
身近なものだと、例えば石鹸水はpH12くらいの強アルカリ性を示し、レモン水の場合は、pH2くらいで強酸性を示します。
髪の等電点
健康な毛髪の場合は、pH4.5~5.5くらいの弱酸性を示しこの領域が最も安定な状態になり、毛髪の等電点と言います。
等電点の範囲で、毛髪は最もタンパク質の結合が強くなり、それ以外の範囲では不安定になります。
ペーハー値が非常に重要なんです!
パーマ剤やカラー剤はアルカリ性のため、施術後に毛髪はアルカリに傾いてしまうことがほとんどです。
■酸性ストレートパーマのメリット
メリット1、まっすぐになりすぎない
メリット2、柔らかくなる
メリット3、パーマがかけれる
メリット4、ブリーチ毛でもできる
メリット1、まっすぐになりすぎない
髪に対して必要最低限の結合を切り、髪の柔らかさを残しながら癖を伸ばしていくので。従来のストレートパーマや縮毛矯正とは異なるしなやかなストレートになります。
メリット2、柔らかくなる
保湿しながら施術を進めていくので髪の柔らかさが従来のストレートパーマや縮毛矯正とは段違いです!トリートメントをしなくてもまるでトリートメントをしたような仕上がりになります!
メリット3、パーマがかけれる
酸性領域でかけるストレートパーマのため、ストレートをかけた部分も、少し期間を開ければパーマをかけることが可能です!パーマをかける際は酸性のパーマがオススメです!こちらを参考にしてくださいね!
※他店様でアルカリのストレート、縮毛矯正をかけられた髪の毛に対しては残念ながらパーマをかけることは難しいと思われます。
メリット4、ブリーチ毛でもできる
なんと、ブリーチ毛でもかけれちゃうんです!ただ、かなり繊細な施術になるため、ダメージがひどい場合はお断りさせていただく場合や別のトリートメントを提案させていただく場合もございます!
■お客様施術例
Before
After
Before
After
Before
After
■酸性ストレートパーマのデメリット
デメリット1、時間がかかる
デメリット2、費用がかかる
デメリット3、技術と知識、髪質判断が必要な技術のため美容師によって仕上がりに差が出る
デメリット1、時間がかかる
薬剤が弱酸性で非常に優しいため、薬剤が浸透するまで時間を要します。酸性ストレートパーマ単体で約3時間をみていただき、その日の美容院後のご予定に関しては時間に余裕を持ってご来店ください。
デメリット2、費用がかかる
業界最新の薬剤を使用する施術のため料金設定も従来のストレートパーマより少し高めの設定とさせていただいています。
寺尾拓巳限定「酸性ストレートパーマ」 24000円(税抜き)
期間限定クーポンを発行させていただいています。
こちらからご予約ください↓
デメリット3、技術と知識、髪質判断が必要な技術のため美容師によって仕上がりに差が出る、またはできる美容師が少ない
■結論、傷まない縮毛矯正はないが、極限まで傷みを減らした縮毛矯正ならある
ただ、極限まで傷みを減らした縮毛矯正ならあります!
縮毛矯正は美容師の
・薬剤への理解度
・毛髪判断
・アイロンワークテクニック
によって大きく、仕上がりやダメージが左右されます。
みなさんが髪に優しい、そして、あなたに優しい美容師に巡り会えることを祈っています!
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