寺尾 拓巳 （てらおたくみ）
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年齢を重ねるにつれて、髪が傷んで乾燥が気になってはいませんか？
目次
■酸熱トリートメントとは？
酸熱トリートメントをご存知ですか？
簡単に言うと、今までの縮毛矯正でもなく、コーティング系のトリートメントでもなく最先端の毛髪再整です！
グリオキシル酸という酸を使って髪の毛の中から歪みをなおしていく施術です。
髪の毛は死滅細胞でできているため、今まで一度ダメージすると元には戻りませんでした。
その負ってしまったダメージに関しては、トリートメントでコーティングするか、またはカットで切り落としてしまうか、どちらかでした、、、
今回のヘアエステ（髪質改善 酸熱トリートメント）はコーティングでも切り落とすでもなく、髪の毛の繊維を細胞レベルまで入って、一列に並べて歪みをとってくれます！
よって、歪みがなくなり、髪が整い、綺麗になります。
詳しくはこちらをご覧ください↓
■白髪染めの悲劇
など、カラーリングに傷みはつきもの。
そんな方々が日本中にいらっしゃると思います！
白髪染めがなぜ痛むか？みなさんご存知ですか？
お客様と話していて、意外とみなさんご存知ない方が多いと感じます！
■白と黒の構造の違い
髪の構造上は下の図のような感じになっています。
キューティクル…透明なガラス状のタンパク質でできています。髪の内部を保護しツヤや指通りに関係します。
メデュラ…髪の芯の部分です。
コルテックス…メラニンを含む柔らかいタンパク質で構成されています。髪の性質を決める大事な部分です。
キューティクルを簡単に言うと？
いわば髪の窓のようなものです。
キューティクルの枚数には個人差がありますが、黒い毛の場合はキューティクルの枚数が、１～２枚、これが白い毛になった途端に３～４枚とすごく分厚くなります。
そのため、頑丈な窓を開けるために強いパワーの薬剤が必要となります。
■カラーリングで色が変わる仕組み
先ほど記した通り、髪の毛の構造は以下の通りです。
カラーリングで主に染色するのは、図のコルテックスの部分です。
ここに染料を届けるために、
１、キューティクル（窓）を開く
２、染料を届ける
３、発色させる
４、キューティクル（窓）を閉じる
といった流れで、髪に対して影響を与えるのがカラーリングです。
また、コルテックス内に届いた薬剤は髪が元々持つ、メラニンを破壊し、その空いたスペースに染料を入れる働きがあります。
そのため、入れた染料が抜けると、髪の染料濃度が薄くなり、明るくなってしまいます。
これが、俗に言う「退色」となります。
カラーリングを長持ちさせるためには、カラーリングする際に、メラニン色素を壊しすぎない（削りすぎない）カラーリングをすることが大事です！
そのことについては、こちらを参考にしてください↓
少し前置きが長くなりましたが、
先ほど書いた通り、白い毛の方がキューティクルの層が厚く、染まりづらくなっています。
何重にもなったキューティクルを広げるために、おしゃれ染めよりも強いパワーの薬剤を使用する必要があります。
強い薬剤＝ダメージがある
こちらは美容、髪の世界においては絶対的なことです！
白髪染めはおしゃれ染めよりも痛みます。
白髪に関して詳しくはこちらを↓
■髪に大事なpH値って？
pH（ペーハー）とは、ある水溶液がアルカリ性か、中性か、酸性かを具体的な数値で表したものです。
pH値は１から１４まであり、７の場合を中性とよび、これよりも大きい数字の場合をアルカリせ性、逆に小さい場合を酸性とよびます。
身近なものだと、例えば石鹸水はpH12くらいの強アルカリ性を示し、レモン水の場合は、pH2くらいで強酸性を示します。
■髪の等電点
健康な毛髪の場合は、pH4.5~5.5くらいの弱酸性を示しこの領域が最も安定な状態になり、毛髪の等電点と言います。
等電点の範囲で、毛髪は最もタンパク質の結合が強くなり、それ以外の範囲では不安定になります。
パーマ剤やカラー剤はアルカリ性のため、施術後に酸リンスなどで、等電点に範囲に戻す必要があります。
では、白髪染めのpH値は？
■白髪染めに合わせた酸熱トリートメント
打って変わって、白髪染めはアルカリ性です。
ここがかなり重要です！
白髪染めをを繰り返した毛髪はアルカリ剤が残留してしまい。、pH値がアルカリに偏っています！
酸熱トリートメントではこのアルカリにう傾いてしまった毛髪を、髪の等電点である、弱酸性のpH値まで持っていくことが可能です！
ただし、アルカリ値に合わせた酸熱トリートメントの調合が大事となってきます！
いきなり酸性の領域に持っていくのではなく、髪をいたわって、何回かに分けて徐々に徐々に酸性の領域に持っていく必要があります！
もちろん、いきなり酸性の強い配合にして酸熱トリートメントを施術することは可能ですが、ph値を急激に変化させることは、髪へのダメージになってしまいます。
どういうことかというと、
①強い酸性の調合で酸熱トリートメントを施術する
②弱い調合で酸熱トリートメントを数回に分けて行っていく。
この２つの方法があったとします。
①の方は階段を３段飛ばしで駆け上がっていくようなもので
②の方は１段ずつ、確実にゆっくりと階段を登っていくようなもの
とお伝えするとわかりやすいかもしれません。
つまり、１の方は早く効き目が出る分、髪の体力が損なわれ、ダメージしやすい髪になってしまう、もしくは綺麗になったように見えて実はダメージしてしまう。
２の方はゆっくりではありますが、確実に着々と髪質を改善していくことが可能、ということです。
白髪染めの髪質に合わせた施術工程、薬剤調合を行なった酸熱トリートメントでは髪の体力を戻しながら艶のある髪を取り戻すことが可能です！
こちらを参考にしてください↓
※性質が全然違う二つの施術のため、あまり同日施述はオススメしていません。
ただ、髪質に合った薬剤の調合により、同日にすることも可能です！
この部分は、また後日ブログに書きたいと思います。
※毛髪のダメージ具合、アルカリの残留具合、pH値の判断、などがすごく重要になってくるため、美容師さんにしっかりと相談して現状の髪質を判断していただいてください！
■髪にいたわった白髪染めって？
■＜寺尾式オーダメイドグレイカラー＞白髪染めじゃないカラーリングで白髪も染まる！？
白髪を染めるため必要なものを思い返してみましょう！
・キューティクルを開くアルカリ量
・白が茶色くなるだけの染料
この２つが必要となります。
つまり、白髪を染めるためには、この２つの要素を、白髪が染まるギリギリの値に調整したおしゃれ染めの薬剤を配合すれば良いのです！
そうすることで、ダメージが少なく濁ることのない透明感のある明るさで
白髪を染めることに成功しました！
僕は白髪を染める際に薬剤を大きく２つに分けます！
この１の部分を寺尾式オーダーメイドグレイカラー、２の部分はダメージレスイルミナカラーでカラーリングします。
イルミナカラーって？
ヘアカラーにおけるダメージ要因を最大限、引き起こさない、ツヤ感、色持ちが良いカラー剤です！
詳しくは、こちらを参考にしてください。
寺尾式オーダーメイドグレイカラーの特殊な配合とは？
この１の部分んで僕は主に３つの薬剤をお客様の
・髪質
・ダメージ具合
・希望明度
・希望色相
に合わせてベストな配合をしています。
そうすることでダメージが少なく濁ることのない透明感のある明るさで白髪を染めることに成功しました！
そのため、僕の場合白髪を染めるにあたって
・ダメージする
・暗くなる
・明るく出来ない
などの心配は全くありません！
また、この配合は特殊な理論のため、他の美容師さんとは大きく違う配合になっており、髪質やダメージに合わせてすごく細かい配合となっております。
そのため、他にはない、カラーリングをお約束します！
お客様の髪の状態によっては、一度で透明感のあるグレイカラーをすることが難しい場合もございます。ホームカラーをされている方や、何回も黒染めをされている方などは、３ヶ月～半年の間で３回ほどお時間をいただければと思います！
詳しくはこちらを参考にしてください↓
■髪質を改善していくために必要なこと
綺麗な髪を作っていくにはお客様と美容師の二人三脚が必要不可欠です！
美容師の適切な髪質判断から始まり、ベストな施術、薬剤知識、薬剤調合
また、お客様自身の髪質を改善したいという気持ちと、ホームケアを怠らない心。
僕と二人三脚で今までにない見違えるような髪質を手に入れましょう！
一緒に綺麗な髪を作っていきましょうね！
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今日は酸熱トリートメントと白髪染めの関係性についてのお話です！