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寺尾 拓巳 (てらおたくみ)
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こんにちは!
今日はカラーリングをしている人なら、誰しも一度は考えたことのある「色持ち」についてのお話です。
■髪の構造
まず、色持ちの話をする前に髪の構造について、少し触れたいと思います。
キューティクル…透明なガラス状のタンパク質でできています。髪の内部を保護しツヤや指通りに関係します。
メデュラ…髪の芯の部分です。
コルテックス…メラニンを含む柔らかいタンパク質で構成されています。髪の性質を決める大事な部分です。
■メラニンとは?
人間には世界各国を見渡すと、たくさんの人種、髪色の方々が存在します。
人間の頭の中にメラニンには大きく分けて、2種類存在します。それが、ユーメラニンとフェオメラニンです。ユーメラニンは黒色~こげ茶色、フェオメラニンは赤茶色~黄色の色素です。
髪に含まれるユーメラニンの量が多いと黒色で、少ないとこげ茶色というように、髪に含まれる量によっても色が変わるのが特徴です。
簡単にまとめるとしたの表のようになります。
■カラー剤の仕組み
カラー剤は髪に対して、主に2つの働きをします。
それは
⒈脱色
⒉発色
■カラーリングが発色する仕組み
カラーリングで色が変わるしくみを簡単に説明したいと思います。
先ほど記した通り、髪の毛の構造は以下の通りです。
カラーリングで主に染色するのは、図のコルテックスの部分です。
ここに染料を届けるために、
1、キューティクル(窓)を開く
2、染料を届ける
3、発色させる
4、キューティクル(窓)を閉じる
といった流れで、髪に対して影響を与えるのがカラーリングです。
※発色の図
また、コルテックス内に届いた薬剤は髪が元々持つ、メラニンを破壊し(ブリーチ)、その空いたスペースに染料を入れる働きがあります。
そのため、入れた染料が抜けると、髪の染料濃度が薄くなり、明るくなってしまいます。
これが、俗に言う「退色」となります。
■カラー剤の仕組み、例えば
茶色から暗くする(トーンダウン)場合
※トーンダウン図
9Lvの状態から7Lv の仕上がりにする場合、ブリーチ力を2Lvのパワー、発色を6Lvの染色
となります。
暗くする場合でも多少のブリーチ力を伴ってしまいます。
茶色から明るくする(トーンアップ)場合
※トーンアップの図
9Lvの状態から12Lv の仕上がりにする場合、ブリーチ力を14Lvのパワー、発色を2Lvの染色
となります。
明るくする時の場合の方が、ブリーチ力を伴うため、色が退色した時に明るい状態に戻ることになります。
トーンアップの方が、髪がもともと持っているメラニン色素を削り負担をかけるため、ダメージになりより退色しやすくなります。
■ダメージには2種類ある!?
そもそも髪のダメージには大きく分けて2つあります。
・キューティクルダメージ
・コルテックスダメージ
髪の断面図を簡単に書くと、こうなります。
※髪の毛の断面座
キューティクルダメージとは、みなさんご存知のキューティクル(髪の外側)がダメージを負っている状態のことです。キューティクルが傷つくと、髪のツヤがなくなったり、乾燥したりします。
コルテックスダメージとは、コルテックス(髪の内側)がダメージを負っている状態のことです。コルテックスが傷つくとハリコシがなくなったり、より乾燥しやすくなったりします。
コルテックスは普段の生活でダメージすることはあまりなく、美容室での薬品(カラーリング、パーマ等)、もしくは、キューティクルがダメージしすぎて内側が剥き出しになる、かのどちらかでダメージします。
■そもそも染める時に、、、(ここ重要)
つまり、色持ちを良くするためには染める時にダメージをいかに軽減するか?が重要です!
髪がダメージを受けケースは、美容院でする薬剤施術(ケミカル施術)が大半を占めます。
カラーもパーマもしていない、地毛の黒髪の人って髪がすごく綺麗じゃないですか?
■髪を綺麗にしていくために必要なこと
髪を綺麗にしていくためには上記のように、美容院でする施術がとても重要です!
また、お家でのケア(ホームケア)も両立することで、より健康な髪を保つことが出来、色持ちを良くすることが出来ます!
髪を綺麗にしていくための具体的なことを書きたいと思います!
■1つめ ホームケア
⒈髪を丁寧に扱う!
その1 濡れた状態での就寝
髪って、濡れた状態だとキューティクルが開いて、俗に言う「弱い状態」になっているんです!なので、濡れた状態での就寝や雑なタオルドライ、何度もコーミングする、などはダメージと退色を促進してしまいます!
その2 シャンプーの時に髪を中心に洗う
シャンプーは本来、頭皮を洗うものなので、必要以上に髪を洗うのは止めましょう!
なるべく、髪と髪をこすり合わせないように洗いましょう!
その3 ヘアスプレーを多用する
スタイリング剤として大活躍なスプレー類。実はスプレーの中に含まれるアルコールが退色を促進することもあるんです!
<番外編>カラーシャンプー
また、カラーシャンプーも色持ちを良くするために有効です!
メーカーさんによって、微妙に色味が違いますが、オススメのカラーシャンプーを記載しておきます!
N. COLOR SHAMPOO&TREATMENT
■2つめ ダメージを抑えた施術
先ほども言いましたが、美容院でするケミカル施術でのダメージをいかに抑えるかが重要です!
僕の場合、お店にある約200種類の薬剤の中から、同じ色を出すにしても、髪質に合わせて最も優しい薬剤を選んで使います!
白髪染めは黒髪よりも強い白髪を染めるため、通常のおしゃれ染めよりパワーが強い(ダメージする)薬剤を使用してカラーリングします。
僕が行う「寺尾式グレーカラー」は白髪染めを使用せず、特殊な配合で白髪を染めるため、低ダメージで白髪を染めることが可能です!
詳しくはこちらを見てください!
■処理剤の話
また、カラーやパーマをする時にカラー剤やパーマ剤以外の処理剤で、髪への負担を軽減するのもオススメです!
⑴炭酸泉(+1100円)
二酸化炭素が溶け込んだお湯のことです!
お湯の中に、高濃度な炭酸を溶け込ませてあり細かい泡が頭皮に付着しこの泡が吸収されると血管が拡張され、血流を良くします。
この炭酸が溶け込んだお湯により、頭皮の皮脂や毛髪に付着した残留物などを取り除き、血行を促進し髪や地肌を健康にします!
具体的には何がいいの?
1、毛穴に付着した皮脂を綺麗に分解、除去
シャンプーだけでは落ちない頭皮の汚れも除去してくれます!臭いの原因も除去してくれてすっきり!
2、毛髪に付着したシリコンやワックスなどの付着物を除去
スッピンならぬ「素髪」になってサラサラになります!毛髪に何も付着していない状態へ!
3、毛髪PH(酸性・アルカリ生の程度を示す指数)を弱酸性に戻す
炭酸泉は弱酸性なので、パーマやカラーで残ったアルカリを除去してくれて、よりダメージを少なくしてくれます!
4、血行を促進
頭皮からも高濃度な泡が吸収されることで毛細血管が活発になり血行促進!
⑵ファイバープレックス(+2200円)
真のカラーエキスパートにより開発された信頼のおける毛髪強化システムです。
カラーリング後も高レベルのヘアクオリティを保持し、状態の悪い髪での色の再現も性アップ!
カラーの色ブレ低減し、続けるごとに次のカラーへの素地ができます!
⑶デトックスシステム(+1100円)
頭皮に対する刺激が約60~90%減少
アルカリ剤による刺激を引くことで、頭皮の荒れ・かぶれ・老化を防ぎます。
毛髪の残留薬剤が約70%減少
残留して反応し続けるアルカリ剤・過水を引くことで、髪のパサツキ・頭皮の老化(抜毛・薄毛)を防ぎます。 毛
髪に対する薬剤の残臭が約90%減少
化学反応によって毛髪内にとどまる残臭を引くことで帰宅後の不快感から解放されます。 これらの 3 つを「引く」ことでお客様のカラーやパーマに対する不満を解消します。
■色持ちを良くできるかどうかは美容師次第
まとめると、色持ちを良くすためには
⑴日々のホームケアを怠らない
⑵美容院で、ダメージを抑えた施術をする
の2つが重要です!
色持ちを良くするにはカラーリングの薬剤選定や処理剤などその他の薬剤知識がとても重要です!
カラーリングに対してお悩みがある方は、是非、ご相談ください!
Happyは髪型から♪
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