寺尾 拓巳 (てらおたくみ)
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目次
■パーマをかけたことがある人、かけたい人はどれくらいいるの?
と、ヘアスタイルを見て美容院を予約する方も多いはずです!
そんな中で、予約する時に目に付く「パーマ」というメニュー。
実際、ヘアスタイルは直線のみでできているものは少なく、カットで作れる曲線には限界があります。
そうなってくると、「パーマをかける」か「コテで巻く」のどちらかになると思います。
■パーマをかけて失敗したと感じたことがある?
では、パーマをかけたい方、興味がある方はどれくらいいるのでしょうか?
そのうちパーマをかけたことがある方はどれくらいいるのでしょうか?
カラーリングはやく50%と言われています。(市販でのカラーリングは覗く)
興味はあるがパーマをかけたことがない人にパーマをかけない理由を聞くと
■パーマを失敗と感じる原因
・カールがすぐ取れた。
・うまくスタイリングが出来なかった。
・ダメージして乾燥が気になる。
などがありますね。
■パーマがかかる原理
パーマは1剤で毛髪内のシスチン結合を還元して切断し、2剤で酸化して再結合させることでかかります。
ウェーブパーマとストレートパーマの違いは、1剤でシスチン結合を切断した後、2剤で酸化するときに毛髪が曲がっているか真っ直ぐかの違いだけで、かかる仕組みは同じです。
簡単にいうと、パーマ剤の1剤は
・結合を切断する還元剤
・そのお薬を毛髪内部に運ぶためにキューティクルを開けるアルカリ剤
でできています。
この2つがパーマをかける時に傷む原因です。
特にアルカリ剤は髪のpH値を弱酸性からアルカリ性に引っ張ってしまいます!
髪が弱酸性からアルカリ性になってしまうと、ごわついたり乾燥したり、髪が硬くなったりと良いことがありません。
■pHとは?
pH(ペーハー)とは、ある水溶液がアルカリ性か、中性か、酸性かを具体的な数値で表したものです。
pH値は1から14まであり、7の場合を中性とよび、これよりも大きい数字の場合をアルカリせ性、逆に小さい場合を酸性とよびます。
身近なものだと、例えば石鹸水はpH12くらいの強アルカリ性を示し、レモン水の場合は、pH2くらいで強酸性を示します。
■髪の等電点
健康な毛髪の場合は、pH4.5~5.5くらいの弱酸性を示しこの領域が最も安定な状態になり、毛髪の等電点と言います。
等電点の範囲で、毛髪は最もタンパク質の結合が強くなり、それ以外の範囲では不安定になります。
■酸性パーマとは?
酸性パーマとは文字通りアルカリ性ではなく弱酸性の領域でかけるパーマのことです!
■酸性パーマのメリット
僕が扱う酸性パーマのメリットを説明します!
・ダメージの元、「アルカリ」がほぼ配合されていない
・トリートメント成分が90%以上
・低温で熱によるダメージをカット
メリット1、ダメージの元、「アルカリ」がほぼ配合されていない
ちょっと、理科的な話になるんですが、髪のダメージ源となりやすい「アルカリ」を配合せず、弱酸性で還元濃度は1%台というダメージレス処方に!
この処方のおかげで、髪は弱酸性域を保ちタンパク質が安定したままパーマをかけれるため、柔らかくしなやかなカールを作ることができます!
メリット2、トリートメント成分が90%以上
僕は酸性パーマでは主にクリームタイプのお薬を使います!
その酸性パーマの薬剤は、薬の成分の90%以上がトリートメントで出来ています。
そのため、パーマ特有のパサッとした手触りになりづらく、柔らかいパーマヘアになります。
メリット3、低温で熱によるダメージをカット
美容室で行う薬剤を使ったメニューは「熱によるダメージ」が多くあります。
薬剤は熱によって活発に反応する分、髪のタンパク質を傷めてしまうのです。
低温でかけることによって、必要な分しか薬剤が反応しないため、熱によるダメージを限りなく抑えてくれます!
また弱酸性の薬剤を毛髪内部まで浸透するのを手助けしてくれます。
■酸性パーマのデメリット
・薬剤がアルカリ性に比べて弱いため、パーマがかかるまで時間がかかる
・扱える美容師がまだまだ少ない
デメリット1、薬剤がアルカリ性に比べて弱いため、パーマがかかるまで時間がかかる
アルカリのパーマと比べて、髪を傷めない代わりに薬剤が浸透するまでの時間がかかります。
そのため、必然的に美容室での滞在時間が長くなります。
が、低温の熱を使用したりする施術工程の工夫や2剤の進化などにより、10分~20分ほど時間に余裕を持っていただければ大丈夫かと思います。
デメリット2、扱える美容師がまだまだ少ない。
そうなんです。薬剤は常に進化を続けていて、昔の酸性パーマよりも近年の酸性パーマの方が格段に良くなっています。
美容師は生涯勉強する職種だと思いますが、忙しさのあまり、勉強できていない方も多々いるかと思います。
■まとめ
最後に、酸性パーマだからと言ってダメージが0というわけではありません!
もともとダメージが蓄積している方はパーマをお断りさせていただくこともあります!
パーマは適切な毛髪診断が大事な施術です!
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